全米オープンテニス2018

いよいよ今年最後のグランドスラム「全米オープン」が始まります。前哨戦のロジャーズカップとウエスタン&サザン・オープンでは不安が残る結果となってしまった錦織選手、どう立て直してくるかがカギとなりそうです。ともあれ、全米オープンは錦織選手のもっとも得意とするグランドスラムの大会です。遊び心のある錦織選手のプレーがさく裂すると良いですね!

開催期間

予選 → 8月21日~8月24日

本戦 → 8月27日~9月9日

開催場所と時差

場所 → アメリカ・ニューヨーク、USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター

時差 → -13時間

ドロー発表

日本時間8月24日(金)、3時~

ドローが発表されました!

ドローが発表されました。錦織選手は21シードでの出場となります。順当にいくと以下のようになります。

1回戦  マクシミリアン・マーテラー

2回戦  ガエル・モンフィス

3回戦  ディエゴ・シュワルツマン

4回戦  アレクサンダー・ズべレフ

準々決勝 マリン・チリッチ/ダビド・ゴフィン

準決勝  ノバク・ジョコビッチ/ロジャー・フェデラー

決勝   ラファエル・ナダル/フアン・マルティン・デルポトロ

強豪がずらりと並んでいますね。いまだ100%の状態には戻ってなく、アップダウンがある錦織選手ですが、一戦一戦頑張ってほしいです。

*杉田選手の1回戦の相手はガスケ、西岡選手の1回戦の相手はフェデラー、ダニエル太郎選手の1回戦の相手はデミナーとなっています。西岡選手は幸か不幸か、1回戦からフェデラーです。大金星目指して頑張ってほしいですね。

獲得ポイントと過去の成績

全米オープンはグランドスラムの大会なので、獲得ポイントは以下のようになります。

獲得ポイント 獲得ポイント
優勝 2000 4回戦 180
準優勝 1200 3回戦 90
準決勝 720 2回戦 45
準々決勝 360 1回戦 10
錦織選手過去の成績
2017年 欠場(手首の故障)
2016年 準決勝(720ポイント)
2015年 1回戦(10ポイント)
2014年 準優勝(1200ポイント)
2013年 1回戦(10ポイント)
2012年 3回戦(90ポイント)
2011年 1回戦(10ポイント)
2010年 3回戦(90ポイント)
2009年 欠場(右ひじの故障)

日本人選手1回戦予定

8月28日(火)

奈良 くるみ VS メルテンス 日本時間0:00 コート10

8月29日(水)

錦織 圭 VS M・マーテラー 日本時間5:00以降 コート17
杉田 祐一 VS R・ガスケ 日本時間0:00 コート5
ダニエル太郎 VS  A・デミノー 日本時間4:30以降 コート13
西岡 良仁 VS R・フェデラー 日本時間8:00以降 アーサーアッシュ・スタジアム
大坂 なおみ VS シグムント 日本時間0:00 グランドスタンド

 


*奈良選手、惜しくもフルセットの末メルテンスに負けてしまいました。また、女子第1シードのハレプが初戦敗退。全米史上で第1シードが初戦敗退するのは初だそうです。

明日は日本人選手の試合が目白押しです!みんな頑張れ!!


1回戦結果

 錦織圭 3-0 M・マーテラー

全米オープン1回戦が行われ、第21シードの錦織選手は6-2、6-2、6-3のストレートでドイツのマクシミリアン・マーテラーを下し、2回戦進出を決めました。

この日錦織選手は絶好調、リターンが冴え、ストローク戦では相手を圧倒、1度もブレークチャンスを与えませんでした。久しぶりに試合の中で感覚が戻ってきたという錦織選手、このままグランドスラム2週目に向かって調子を上げていってもらいたいですね。

さあ、次戦はフランスのガエル・モンフィスです。モンフィスといえば錦織選手とは数々の大接戦を繰り広げてきた仲、2回戦きっての好カードです。今度はどちらに軍配が上がるのか楽しみですね。

杉田選手は0-3でフランスのガスケに敗れました。

ダニエル太郎選手は0-3でオーストラリアのデミノーに敗れました。

西岡選手は0-3でスイスのフェデラーに敗れました。

大坂選手は2-0でドイツのシグムントに勝ちました!次戦の相手はイスラエルのグルシュコです。

2回戦予定

日本時間8月31日

錦織圭 VS ガエル・モンフィス 日本時間8:00以降 ルイ・アームストロング・スタジアム
大坂なおみ VS グルシュコ 日本時間0:00 コート17

2回戦結果

 錦織圭 1-0(途中棄権) ガエル・モンフィス

錦織選手の2回戦が行われ、1-0(6-2、5-4棄権)でモンフィスの棄権により3回戦進出を決めました。

第1セットはいきなりモンフィスのサービスをブレイクし、波に乗った錦織選手が完璧ともいえる内容で先取しました。第2セットはモンフィスの猛攻に会い、1ブレークダウンとなります。第7ゲームで錦織選手の打球を至近距離で受けたモンフィスが手首を負傷、その後もトレーナーの治療を受け試合を続けていましたが、4-5になった時点で棄権を申し入れました。

「(モンフィスは)いつもいい試合をしているライバル。悲しい終わり方になってしまった。」と錦織選手。

錦織選手もモンフィスも最後まで試合をしたかったと思います。本当に残念な結果となってしまいました。モンフィスの怪我が軽いことを祈るばかりです。

とは言え3回戦進出です。1回戦はストレート勝ち、2回戦は相手の途中棄権で体力は温存できています。今後の強敵と対する準備は万端ですね。

次戦はアルゼンチンのディエゴ・シュワルツマンです。大会前の練習時には「彼と練習すると自然とストローク戦が長くなるので、いい感覚がつかめるから好き。でも試合はあまりやりたくない。」と言っていた錦織選手。今の集中力を保って勝ちきってほしいですね。

 

 大坂なおみ 2-0 グルシュコ

大坂選手はイスラエルのグルシュコに6-2、6-0のストレートで勝利しました!サービスゲームを落とさないばかりかブレークポイントも与えず、試合時間50分での完勝です。

次戦はベラルーシのサスノビッチです。このまま突き進んでいってもらいたいですね。

3回戦予定

日本時間9月2日

錦織圭 VS ディエゴ・シュワルツマン 日本時間6:00以降 グランドスタンド
大坂なおみ VS サスノビッチ 日本時間3:15以降 グランドスタンド

3回戦結果

 錦織圭 3-1 ディエゴ・シュワルツマン

日本時間の9月2日、錦織選手の3回戦が行われ、6-4、6-4、5-7、6-1で第13シードのシュワルツマンを破り、ベスト16に進出しました。

しょっぱなにタイムバイオレーションを取られ、出ばなをくじかれた錦織選手でしたが、劣勢の展開を見事にひっくり返し第1、第2セットを奪取します。

第3セットはシュワルツマンの猛攻と、錦織選手のミスも重なり落としますが、第4セットでは錦織選手本来のフォアハンドがよみがえり、見事な展開で勝利しました。

グランドストロークが得意な二人のラリーは必然的に長くなり、ハイクオリティーなラリー戦となりました。観ていて息つく暇もなかったです。また、錦織選手の引き出しの多さが目を見張る試合でもありました。

さあ、いよいよ2週目に突入です。次戦の相手はなんとドイツのフィリップ・コールシュライバーです。A・ズべレフを破って勝ち上がってきました。ズべレフを破っただけに調子が良いのでしょう。油断は禁物です。シュワルツマン戦の疲れをケアして、頑張ってもらいたいです。

*ところで、今回試合中に錦織選手が見ていたノートが話題になっています。なんでも「自分に大切な言葉が書いてある。試合中は忘れがちになるので、思い出せるようにシンプルなことだけ」とのこと。メンタルの安定を保つためいろいろ頑張っているのですね。

 

大坂なおみ 2-0 サスノビッチ

錦織選手の前に同じコートで行われていたのが、大坂選手の3回戦です。なんとなんとの展開で、6-0、6-0のダブルベーグルで大坂選手が勝ちました!

相手に1ゲームも渡さない完璧な試合でした。脱帽です(笑)

それでも自分に満足はしていないという大坂選手、なんだか女王の貫録を漂わせている感じがします。将来が本当にたのしみです。

4回戦予定

日本時間9月4日

錦織圭 VS P・コールシュライバー 日本時間0:00 ルイ・アームストロング・スタジアム
大坂なおみ VS サバレンカ 日本時間2:00以降 ルイ・アームストロング・スタジアム

4回戦結果

 錦織圭 3-0 コールシュライバー

9月4日、4回戦が行われ、錦織選手は6-3、6-2、7-5のストレートでドイツのコールシュライバーに勝ち、ベスト8進出を決めました。

今大会初めてのデイセッション、しかも猛暑ということでかなり体力を消耗する試合となりましたが、錦織選手は気合で頑張ってくれました!

終始一貫してコールシュライバーに自分のテニスをさせず、ラリーを支配し、暑さでもうろうとしながらも3セットで終わらせることが出来たのは大きかったと思います。「暑いながらも、がむしゃらに次のポイントだけを考えてプレーした」と錦織選手。頼もしい限りです。

解説の松岡修造さんも言っていましたが、今回の錦織選手は本当にメンタルが強い!何か一皮むけた気がします。

今回の勝利で錦織選手の世界ランキングは、暫定で13位まで上昇する見込みです。着実にトップ10に近づいていますね。

さあ次の準々決勝の相手はクロアチアのマリン・チリッチです。2014年の決勝戦の再来となりました。タフな相手ですが一皮むけた錦織選手に期待せずにはいられません。

大坂なおみ 2-1 サバレンカ

錦織選手の後に同じ会場で大坂選手の4回戦が行われました。6-3、2-6、6-4でベラルーシのサバレンカに勝利し、グランドスラムで自身初となる準々決勝進出を果たしました!

「最終セットで先にブレークを許した時には、脚を折ってでもすべてのボールに食らいつくつもりだった」という大坂選手。勝利が決まった瞬間の涙が印象的でした。

準々決勝の相手は世界ランク36位のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)です。未知の世界に足を踏み入れ、どんどん成長していく大坂選手が楽しみでなりません。

準々決勝予定

日本時間9月6日

錦織圭 VS マリン・チリッチ 日本時間2:15以降 アーサーアッシュ・スタジアム
大坂なおみ VS ツレンコ 日本時間1:00 アーサーアッシュ・スタジアム

準々決勝結果

 錦織圭 3-2 マリン・チリッチ

日本時間6日、錦織選手の準々決勝が行われ、2-6、6-4、7-6、4-6、6-4で錦織選手が勝ちました!!

デイセッションの猛暑の中、2014年の決勝で敗北した因縁のチリッチに、フルセットの大激戦の末競り勝ちました!

第1セットはサーブが入らず、チリッチの高速サーブと切れのあるストロークになすすべなく、取られてしまいます。しかし、今年の錦織選手はここからが違うのです。ミスをし始めたチリッチの隙をついて、本来のリズムを取り戻し始めます。気が付けば第2、第3セットは錦織選手の手中に。

第4セットを落とし嫌なムードが漂い始めましたが、第5セット、気持ちが切れなかった錦織選手がマッチポイントでリターンエースを決め、準決勝進出を決めました。試合時間は4時間8分。

「大事なところで気持ちが攻撃的になった。そこが勝負を分けたかなと思う」と錦織選手。フルセットでの勝率は歴代1位。さすがです。

最後にリターンエースを決めた瞬間の錦織選手の笑顔がとても印象的でした。どんなに過酷な状況でもテニスを楽しんでいる感じがします。こんな時の錦織選手は強いです。

準決勝の相手はジョコビッチ、今年4度目の対戦です。4年前も準決勝でジョコビッチに勝って決勝に進出しました。またあの時のような錦織選手の笑顔が見られることを祈りたいです。

 

 大坂なおみ 2-0 ツレンコ

錦織選手に先立ち行われたのが大坂選手の準々決勝です。6-1、6-1のストレートで勝利しました!

落ち着いた圧巻のテニスでした。とても20歳とは思えません。「もし4大大会で勝つのなら、初めての優勝は全米がいいと思っていた。私はここで育ったから」と大坂選手。夢が叶うことを祈りましょう。

今回の結果で、日本テニス史上初のグランドスラムでのアベック4強を成し遂げました。これからも、さらに歴史を作っていくことになるでしょう。グランドスラムでのアベック優勝も決して夢物語ではありません。

さて大坂選手の次戦の相手はアメリカのマディソン・キーズに決まりました。キーズといえば、2年前の大逆転負けが思い出されますね。ぜひリベンジしてもらいましょう。

準決勝予定

日本時間9月7日

大坂なおみ VS マディソン・キーズ 日本時間9:15以降開始 アーサーアッシュ・スタジアム

日本時間9月8日

錦織圭 VS ノバク・ジョコビッチ 日本時間6:30以降開始 アーサーアッシュ・スタジアム

準決勝結果

錦織圭 0-3 ノバク・ジョコビッチ

日本時間8日、男子準決勝が行われ、錦織選手は3-6、4-6、2-6のストレートで敗れ、対ジョコビッチ戦14連敗となってしまいました。

またもや立ちはだかったジョコビッチ、錦織選手は1ブレークも奪えずに完敗でした。「彼のレベルについていけなくなる場面もあり、足も動かなくなった。自分のテニスがよみがえってくる気配がしなかった。」と錦織選手。まるでジョコビッチの呪いにでもかかったかのようでした。

しかし錦織選手はもうすでに前をむいています。「ジョコビッチとの試合は自分が強くなれる戦い。敗戦を教訓にして、また次の戦いを楽しみにしたい」と言い切っています。頼もしいですね。

怪我明けの2年ぶりの全米オープンでベスト4、素晴らしいです。でも錦織選手ならもっと上に行けるはず。これからもより体力をつけタフになった錦織選手を応援していきたいと思います。

さあ、次なる戦いは9月17日から行われるモゼールオープンです。昨年までは出ていなかった大会ですね。最終戦出場を目指して、頑張ってほしいです。

 

大坂なおみ 2-0 マディソン・キーズ

日本時間7日、女子準決勝が行われ、大坂選手は6-2、6-4のストレートで前年準優勝のキーズに勝ちました!!!日本女子史上初の決勝進出です!

この試合、大坂選手は13度のブレークポイントに追い込まれながらすべてしのぎ、1度もブレークを許しませんでした。ピンチでは時速186キロのサーブが決まり、キーズ選手も天を見上げるほど。

試合後のインタビューでブレークをしのげた理由を聞かれると、「どうしてもセリーナと試合がしたかったから」と笑顔で即答。憧れのセリーナとの夢の決勝へと駒を進めました。20歳で全米オープン決勝進出は、ウォズニアッキに次ぐ年少記録だそうです。

決勝の相手は女王セリーナ・ウィリアムズです。出産明けからすっかり元の実力を取り戻したセリーナと大坂選手がどんな戦いを見せてくれるのか、楽しみですね。

決勝予定

日本時間9月9日

大坂なおみ VS セリーナ・ウィリアムズ 日本時間5:00 アーサーアッシュ・スタジアム

決勝戦結果

大坂なおみ 2-0 セリーナ・ウィリアムズ

やりましたー!!大坂選手、6-2、6-4のストレートで優勝です!!おめでとーー、なおみちゃん!

まあとにかく波乱だらけの決勝戦でした。第1セットは大坂選手がセリーナを圧倒して先取します。問題は第2セットです。第2ゲームで主審はセリーナにコーチングを受けたとして警告を行いました。セリーナは「私はこれまで1度もずるいことはやっていない」と反論します。その後ブレークに成功しますがすぐにブレークバックされ、イライラからなのかラケットをたたきつけて破壊してしまいます。これにより2回目の警告をうけ1ポイントを失うことに。そしてさらに猛抗議、主審を泥棒呼ばわりし暴言で3度目の警告を受け、ペナルティーによりこのゲームを失います。

こんな状態でセリーナが勝てるわけありませんね。メンタル乱れまくりです。そんな状況でも冷静に対処し試合を続けた大坂選手には脱帽です。凄すぎる。。。。

もう一つ問題になっているのは、優勝セレモニーでの観客からのブーイングです。見ていて私は何が起こっているのかわかりませんでした。観客がうるさいけれど、歓声っぽくはないし、なに?という感じ。なおみちゃんの涙と、セリーナのスピーチでようやくブーイングだとわかりました。

なにがあろうと、あの場面でのブーイングは間違っていると思います。素直に喜べなかった大坂選手が気の毒でなりません。選手だけでなく観客にもスポーツマンシップが必要ではないでしょうか。

勝利後の大坂陣営、サーシャコーチは涙してましたね。お母さんとの抱擁も感動的でした。実力で勝ち取った女王の座です。大坂選手、本当におめでとう!!そしてありがとう!(ちょっと、修造さんっぽかったですね(笑))